永遠の時を生き、戦い続ける定めを背負った不死の戦士が、
定命の人間と人生を重ねる事のできない
『悲しみ』を描いた作品として
『ハイランダー/悪魔の戦士』という作品があったが
『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』はその立場を逆転した
『不死の存在』に恋をしてしまった定命の者の悲恋と
その狂気を描いた作品と感じた。
『共に寄り添う事ができないのならば、せめてその手で…』
独善的な愛は小夜の心に傷を残し、
その思い出の中に永遠に生きる事を選んだのだろう。
あまりにも哀しい物語だが、真奈との心の交流が、
ほのかに小夜の「生きる希望」を照らし出し、物語は終わる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
アニメ
- 感想投稿日 : 2012年11月26日
- 読了日 : 2012年7月10日
- 本棚登録日 : 2012年11月26日
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