科学と科学者のはなし: 寺田寅彦エッセイ集 (岩波少年文庫 510)

著者 :
  • 岩波書店 (2000年6月16日発売)
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感想 : 47
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明治生まれの科学者の目を通した「現象」の観察を描くエッセイ。特に、身の回りの自然を対象にしたアイデアが印象に残る。時代もあるのだろうが、夏目漱石の教え子の1人にして俳友でもあったという寺田氏の文章は、下手な文学よりも格調高い。特に第Ⅰ章が堅い文体なので、難解に感じたらII章以降から読み始めた方がいいかもしれない。中1国語で勧められる本だが、余程本を読み慣れているのでなければ、文体・内容共に高校生でちょうどいいかと思う。ややもすれば科学偏重になりがちな現代より、先を見た科学者の視点には是非触れてほしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国語
感想投稿日 : 2021年11月29日
読了日 : 2021年11月29日
本棚登録日 : 2021年11月29日

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