全員4編入っているのかと思ったら、前半2編の収録だった(自分の確認ミス)。『小人国渡航記』は、絵本等でも有名な物語。ストーリー自体のワクワク感は変わらないが、若年層向けの翻訳だけに大分印象は違う。単純な冒険物語ではない側面もしっかりと描かれている為だろう。『大人国渡航記』の方は今回初読だが、国王との対話が実に考えさせられる。現代にも通じる視点がある。風刺については捉われず物語として楽しんで欲しい、とのスタンスによる翻訳のようだが、個人的には、多少社会批判的視野を持ってから読むと尚面白い内容だと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
国語
- 感想投稿日 : 2024年6月13日
- 読了日 : 2024年6月13日
- 本棚登録日 : 2024年6月13日
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