道果ての向こうの光~黄昏の花と暁の騎士~ (レガロシリーズ)

著者 :
  • イースト・プレス (2010年12月29日発売)
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本棚登録 : 62
感想 : 4
3

ネット小説の書籍化。入れ替わりファンタジー3巻目。同時に命を落とした町娘が、聖女の魂が戻るまでその体に入ることになるが…。
2日間で一気に読み終えたのに、まだ完結ではないと知り、蛇の生殺し状態です。元となるネット版も少しだけ覗いてみましたが、雰囲気や話もだいぶ違うようです。ネット版は出だしの文章が軽いノリだったので、小説版の方がシリアス要素が高めに感じましたが、多くの人が手に取る書籍化ならその方がいいでしょう。

イーニアスやライサンなどの掘り下げ方が足りないとは思いますが、2人の少女の繋がりが書かれる2巻、反聖女派のクーデターと、ユーナとアシュートの2人の転機となる3巻。そして、ネット版とは違う展開になるという完結の4巻が楽しみです。本で読み終わるまでネット版は読まないつもりなので、そろそろ発刊してほしいものですが…。
表紙絵でしっかり手を握り合っているのと、副題の「~黄昏の花と暁の騎士~」がいいですね。特に後者はクライマックスの二人の姿です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2012年10月18日
読了日 : 2012年10月18日
本棚登録日 : 2012年10月18日

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