ニューメキシコの地で、恐れと敬意を持って「オオカミ王」と呼ばれたロボの物語。シートンが実際に体験した事実ということですが、創作ではないかと疑われるのもさもあらんという、様々な驚きに満ちた話です。
うっかり、学習伝記漫画をチラ見して先に結論を知ってしまい、そこから興味を持って読んだのですが、それでもロボの強さ、聡明さ、深い愛情には驚きを禁じ得ません。
この本では詳しく語られていませんが、狼が農場の牛を襲うようになったのも、人間が動物のすみかを奪っていったことなどが原因なのです。シートンを読むのなら、それらについて書かれたシートン自身の伝記も併せて読んでほしいです。
読書状況:読み終わった
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ジャンル混合&一時置き場
- 感想投稿日 : 2013年3月23日
- 読了日 : 2013年3月23日
- 本棚登録日 : 2013年3月23日
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