
日本美術が好きな私にとって、岡倉天心は雲の上の伝説の人。いろんなエピソードがあるけれど、どこまで本当なのか、嘘なのか、教祖様のように崇め奉られていて、とても実在の人物だったとは思えません。少しでもその肉声を聴きたいと思って手に取った本ですが、先日読んだばかりの鈴木大拙「禅と日本文化」と同じで、やはり全然理解できませんでした。これら2冊は外国人のために英語で書かれた本。和訳がこなれていないせいもあるけれど、それを差し引いても、文章が頭の中に入ってきませんでした。そして、残念ながら、いつかこれらの本を読み込める日がくるような気がしません。自分の脳みその薄さを感じた本でした。
- レビュー投稿日
- 2014年8月14日
- 読了日
- 2014年7月14日
- 本棚登録日
- 2014年8月14日
『茶の本 日本の目覚め 東洋の理想―岡倉天心コレクション (ちくま学芸文庫)』のレビューへのコメント
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