思考の整理学 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房 (1986年4月24日発売)
3.70
  • (1758)
  • (2740)
  • (2703)
  • (518)
  • (136)
本棚登録 : 33255
感想 : 2774
5

書かれたのは1983年。コンピューターが現れたことで、人の脳の使い方を変えなければいけないという問題提起。
これまでの知識詰め込み型=脳を倉庫のように使う方法から、自ら自由に思考・創造する=脳を工場として使う方法へ。創造できる土壌のつくり方として考えを寝かせることやエディターシップ、セレンディピティを、そのための脳の整理の仕方として忘却を解説する。終盤の"思考の種類"の話では、これまで自分が使い切れていなかった思考のあり方を知って唸るばかりだった。
今流行中の『メモの魔力』の根幹・土壌となる考え方。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年2月17日
読了日 : 2019年2月17日
本棚登録日 : 2019年2月17日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする