立原えりかさんがアンデルセン好きだそうで、ずっと気になっていた。
基本図書、ようやく手をのばして借りた。
おやゆび姫、空とぶトランク、皇帝の新しい着物、パラダイスの園、ソバ、小クラウスと大クラウス、エンドウ豆の上のお姫さま、みにくいアヒルの子、モミの木、おとなりさん、眠りの精のオーレさん、青銅のイノシシ、コウノトリ、ブタ飼い王子、パンをふんだ娘、天使、人魚姫。
絶妙な後味のわるさというか、苦い感じが残りました。
読み終えるのに三週間くらいかかってしまった…アンデルセンを楽しめない(あじわえない)自分が残念。
「はだかのおうさま」はアンデルセンの作品だったんだ!という驚きもありました。
幼い頃に「人魚姫」の絵本がお気に入りだったのですが、原作ではこうなんですね。
私が好きなのは、やっぱり絵本の「人魚姫」までかもしれません。
原作はとても複雑で、たしかに中学年以上でないとわかりません。
魔女が人魚姫から声を奪ったのは、きっと正解だと思いました。
声が出たなら、人魚姫は王子に恩着せがましくなり、あのような最期を迎えることはできなかったかもしれません。
でも、花よめのひたいにキスできる人魚姫は、すごいです。
あと、初山さんの絵の効果は、青銅のイノシシだけで感じました。
ピンクの装丁だと男子は手に取りにくいかもなぁと思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
900 文学
- 感想投稿日 : 2018年6月22日
- 読了日 : 2018年6月21日
- 本棚登録日 : 2018年6月4日
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