神様の階段

著者 :
  • 偕成社 (2010年8月5日発売)
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本棚登録 : 59
感想 : 8

図書館で面出しされていたときに目にして、なんてきれいな場所だろうと思ってから、タイトルも忘れてしまっていた
書架をみているときに見つけて手に取ると、これも今森さんの作品であることが嬉しい驚きだったので、借りた

インドネシア・バリ島に残る、むかしながらの田んぼと、そこに暮らす人々の写真と文章の本

「神様の階段」の意味がわかった
出てくる棚田の写真は、私が見たことのある写真や映像のものよりも、横に細長く、段が細かい
写真をみていると、地球上に存在するのが信じられないような、どこかのファンタジーの国の風景を見ているような感覚になってくる
バリ島の人々には、人類が動植物の頂点にあるというようなおごりは、きっと、ない
人々の自然への感謝は、自然と流れていくようだ
地球に動物の一種として、循環して生きているのだと感じる
夕ぐれの紅と藍の空、夜明けの田んぼの写真をみるだけで、ほうっ、と息が出そうになる
行ってみたい場所だ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 600 産業
感想投稿日 : 2014年2月17日
読了日 : 2014年2月17日
本棚登録日 : 2014年2月13日

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