よだかの星 (日本の童話名作選)

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本棚登録 : 521
レビュー : 65
著者 :
制作 : 中村 道雄 
Eさん E  絵本   読み終わった 

去年、講演会で原田マハさんがお好きだと言っていたので興味をひかれ、図書館でよんだ

夜に飛び鷹のような鳴き声と翼に、醜い容姿とよだかという名前を持った鳥のおはなし

講演会のパワーポイントで装丁をみたときに何だろう?と思い、この装丁のよだかの星の絵本を探していた
とても凝った、木の図(?)の絵本だ
このおはなしは、つまり、差別と宗教のおはなしなんだろうか?
生まれたままの姿と名前の責任は、よだか自身にはないのに、他者に厭われ責められる
そして自分の存在を責めるようになり、違う世界へと旅立ってしまうけれど、そこにもすぐには受け入れられない
以前、拒食症になってしまったアーティストが、命あるものを摂取して生きていくことに罪悪感がある、というようなことを言っていた
自己肯定できないと、どうしても他者の上に生きていることを、とても苦しく思う
自殺するのはよっぽど強い人だと思うけれど、その後の世界にも存在を拒否されてしまうのは、とてつもない絶望だし、何がなんだかわからなくなってしまう
星になってみんなを照らして、よだかは燃え尽きて爆発して、また新しいものに生まれ変わりたいのだろうか?
難しい、かなしいおはなしだ

レビュー投稿日
2014年2月4日
読了日
2014年2月4日
本棚登録日
2014年2月4日
2
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