食魔 岡本かの子食文学傑作選 (講談社文芸文庫)

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本棚登録 : 86
レビュー : 10
著者 :
mizutetsuさん 小説・物語   読み終わった 

情念であるが、何に対する情念であるかと言えば
食うもの食われるものにある溝、
かつはその食事の現場においてそれらが合一するという
そのゆくえについての情念であるように思う。

これはエロティシズムの隠喩であるように思われるが
そうではなくて、エロティシズムがこれの隠喩なのだ。

だから、後半のエッセイにある男へのまなざしは
愛おしさもありつつ、しっかりとした距離感が感じられる。

各地の料理も紹介され、満腹感はあるが
不思議と胸焼けはしない。懐石のような文章かもしれない。

レビュー投稿日
2014年3月16日
読了日
2014年2月23日
本棚登録日
2014年3月16日
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