凡庸ゆえのユーモア。そんなものが溢れている。
すれ違うだけのような様々な人々とのかすかなふれあいが
余計に心に響いて、なんとなく美しいなとか思ってしまったり、
妙なところで意固地になって「自分」を通そうとしてしまったり。
旅の風景などではないが、旅情はある。
旅情を求めようとした時のあのあてどもなさといったら!
パリ発、ヨーロッパのはしっこ行き、中年日本人の旅。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2010年10月19日
- 読了日 : 2010年10月19日
- 本棚登録日 : 2010年10月17日
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