魔女の宅急便 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2013年4月25日発売)
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本棚登録 : 2197
感想 : 186
5

ずっと読みたいと思っていた原作。
文庫のカバーイラストが素敵で、可愛くて◎

知らない街で、自分の居場所を作って生きてゆくこと。
人との出会いや、宅急便の仕事を通して、少しずつ成長してゆくキキとジジの1年間のお話。
色んな感情がやさしく詰まっている。
新しい環境に飛び込んだ時の自分に重ね合わせては、キュンとくるのでした。

1つ1つのお話が、もう本当にキュートでたまらない。
お正月や春の音も運んできてくれるなんて*
どのお話にも好きな場面があって、
全体の雰囲気やほのぼのとしたこの世界に流れる時間が、好きだなぁ○

生まれ育った街、自分で居場所を作った街。
自分が「帰る場所」が変わったと感じた瞬間は、
ひとり立ちが出来た証拠なのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ■日本文学
感想投稿日 : 2014年2月10日
読了日 : 2014年2月9日
本棚登録日 : 2014年2月9日

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