事実に基づいてます。江戸時代に実際に漂流した船乗りの長平の記録を調べ上げたドキュメンタリー小説です。
漂流した先は水も火もない無人島、生き物で目にするものはアホウドリだけ。不毛の地での過酷な生活が事実と思うと強い衝撃を受けます。よくある漂流記といった生温いものではなく、想像を絶するリアルに圧倒されます。
過酷な状況におかれたとき、生死をわけるものが何か考えさせられますが、実際、現代人が同じ状況におかれたらほぼ死ぬと思います。自分は間違いなく死にます。
人間の生きようとする力に感銘をうけます。
読書状況:読み終わった
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著者 ヤ行
- 感想投稿日 : 2018年8月25日
- 読了日 : 2018年8月25日
- 本棚登録日 : 2018年8月13日
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