検察,殊特捜という組織の描写に関して,どの作品に比べても現実に忠実な印象。
終章に至るまでは鎌形特捜部長や本多担当副部長の描写がひと昔前のPのイメージ過ぎて,いやもちろん現在にもそういうPもいるが…本書も結局は誇張すればウケると思って書いた特捜モノかとがっかりした。でも2人は最後まで読んだら芯は熱いものを宿した秋霜烈日たる姿だった。その辺はいかにも小説な展開だけど,おかげで面白く読めた。
Gとの関係も変に恋愛関係に発展するHEROよろしくな展開でなくて良い。
個人的には寺西さんが好きだった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本2018
- 感想投稿日 : 2018年8月1日
- 読了日 : 2018年8月1日
- 本棚登録日 : 2018年8月1日
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