女性ホルモンは賢い: 感情・行動・愛・選択を導く「隠れた知性」

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本棚登録 : 71
レビュー : 7
臥煙さん サイエンス   読み終わった 

女心と秋の空。女性は感情や行動が変わりやすいというのは本当か?

ホルモンの視点から女性の行動を解析する本。女性の行動の影に潜む、ホルモンの深い知恵を科学的に探求する。

他の動物と比較したヒトの女性の持つ多くの特性。たとえば周囲から気づかれるような顕著な発情期がなく行動様式はあまり変わらないこと。基本一人のパートナー、つがい関係を続けること。出産可能期を過ぎてからも相当な期間長生きすること。
こんなことを多くの調査と他の哺乳類との比較から解明していく。

将来のパートナー選びなど月の周期の中で好みが変わったり妊娠することでつわり等行動が変化すること、その理由を推測していく。

調査の期間や対象数が少なく、あくまでも推論の域を出てはいないが、中には光る仮説が多い。

人類の進化の600万年の歴史。一見無駄のように思えるホルモンによる感情と行動の変化。だが適者生存。一つ一つに未だ人知の及ばぬ理由があるのだろう。

ステレオタイプな女性感、グラスシーリング。本書の筆者は女性に関する偏見を無くすべく、また男性ばかりの研究界に一石を投じようとしている。

女性視点から非常に前向きな視点からのホルモン研究。より女性が賢く生きるために、本書は貴重な視点を与えてくれる。

レビュー投稿日
2020年5月19日
読了日
2020年5月17日
本棚登録日
2020年5月17日
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