2007年フランス映画。ジャン・ベッケル監督。ダニエル・オートゥイユ、ジャン=ピエール・ダルッサン主演。
フランス映画らしく(!)、深淵な言い回しの会話を大いに楽しめる作品でした。(笑)
小学校の同級生だった2人が、年月を経て再び友情を深めあう心温まる物語。お互いを隠語として「キャンバス」(画家)と「ジャルダン」(庭師)と呼び合うのも、洒落た感じで面白いと思いました。酒・煙草・女を愛する「キャンバス」に対し、元国鉄職員で健康に気を使う「ジャルダン」の対比も気が利いていて良かったです。
どちらかというと地味な内容なのですが、会話が面白いのと友情の描写が巧みなのとで飽きさせません。出演する女優陣も美人揃いです。(笑)
余談ですが、地味な内容の割にボルボやBMW、それからモーツァルトの名曲、「民衆を導く自由の女神」をはじめとする名画、「007カジノロワイヤル」でも登場したシャトー・アンジェリス’82など、ヨーロッパ文化(!)をこれでもかと見せつけてくれていますね。(笑)日本に関する話題も3回くらい出てきましたが、あまり肯定的な出方でないような・・・。(笑)ジダンをけなしているのにはニヤリときました。(笑)
フランスの田舎が舞台であるだけに、緑を基調とした映像はとても美しかった。
ラストは皮肉な結末ですが、友情の軌跡として流れるモーツァルトのK.622がとてもよく余韻を残してくれます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
外国映画
- 感想投稿日 : 2012年3月20日
- 読了日 : 2012年3月18日
- 本棚登録日 : 2012年3月6日
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コメント 2件
mkt99さんのコメント
2012/04/06
mkt99さんのコメント
2012/04/09