予告された殺人の記録 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1997年11月28日発売)
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本棚登録 : 2814
感想 : 339
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読んでいて段々と惹き込まれていきます。それは小説全体の構成によるもので、特に後半は渦に飲まれるように、加速していきます。

ところで、比較対象として適切かはどうかはありますが、太宰治の『斜陽』を思い出しました。こちらも4章立て。『予告された殺人の記録』があくまで客観的な私の視点で書いているのに対し、『斜陽』は4人それぞれの主観的な視点で書かれてます。『斜陽』もやはり作家の集大成的な位置づけ。比較して読んでみても面白いと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2016年1月17日
読了日 : 2016年1月3日
本棚登録日 : 2016年1月17日

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