僕たちがやりました(9) (ヤングマガジンコミックス)

  • 講談社 (2017年4月6日発売)
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本棚登録 : 159
感想 : 6
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矢場高爆破事件について「最高の自首」を目指した4人だったが、目的を果たすかと思われた瞬間に、パイセンの異母兄弟・玲夢たちに車で拉致されてしまう!パイセン以外は逃げる事を許されたが、トビオだけはその場に留まる事に。だがそのトビオの眼前で、パイセンは怜夢を刺殺!パイセンはその場で逮捕され、「僕たち」は散り散りに。それから長い時が経ち、それぞれの人生は――。(Amazon紹介より)

一度の過ちで取り返しのつかないことをしてしまった若者4人の物語です。えげつない心理描写と、独特な勢いで一気読みしてしまいました。
一度やってしまったことは、自分自身の中から死ぬまで消すことはできない。でも、反省しているからとはいえ本当に死ねるかというとたぶんそれもできない。私はそう思います。だって誰しも自分が一番可愛いのだから。世の中の大半の人はそうなのでは?
この物語からは、今の世の中は偽善と裏切りが蔓延しているんだから、やっちまったことはどうせ変えられないし堂々と生きればいいんじゃ!と言うメッセージを感じました。過去の汚点から目を背ける、すごく汚い生き方も否定しない。そんな生き方もアリなのでは?ただし我慢できなくなったら死ね!と。ある意味真理だと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2018年7月29日
読了日 : 2018年7月22日
本棚登録日 : 2018年7月29日

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