空間と時間がねじれた「むこうの世界」でさまよう行也たち―こちらへもどるための扉はもうないのだろうか。「こそあどの森の物語」シリーズで人気の岡田淳による大長編ファンタジー。(Amazon紹介より)
小学生の頃に岡田淳さんの作品にハマった時期があり、その中でもこの『扉のむこうの物語』は特におもしろかった印象があったため、図書館で探してもう一度読んでみました。
読んでみてまず思ったことは「あぁ、こんな話だったかー」でした。何しろあの頃から20年以上経っています。チゴイネルワイゼンと五十音表が出てくること、男の子と女の子が冒険する話であること以外はすっかり忘れていました。小学生の頃は、この物語で大いにワクワクしたのだと思います。その片鱗は大人になった今も感じることができました。と同時に、そこまで大きなワクワクを感じられなかった自分に、歳を取ってしまった悲しさを感じました。
何はともあれ、今一度、他の岡田淳さんの作品も時間をかけて読み返していきたいと思いました。児童書の作家さんですが、大人でも十分に楽しめます。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童書
- 感想投稿日 : 2018年9月2日
- 読了日 : 2018年9月2日
- 本棚登録日 : 2013年7月12日
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