約束は交わさない。別れは引きずらない。大事なのは、自分に課せられた任務を遂行すること。正体を隠しながら送る生活の中、出会う特別な仲間たち。天文部での活動を隠れ蓑に、今日も彼らは夜を駆ける。ゆるい部活、ぬるい顧問、クールな関係。ただ、手に持ったコーヒーだけが熱く、濃い。未来というミッションを胸に、戦場で戦うスパイたちの活躍を描く。オフビートな青春小説。
どこにでもいそうな高校生4人。
天文部という繋がりだけで、いつも一緒にいるわけではないけれど、生き辛さを抱えているという共通点で、心の奥底で繋がっている関係性が好き。
高校を卒業しても、この4人の不思議な繋がりはずっと続いていくのだと、なぜか確信が持てる。
弱いけど強い、4人のお話。大きな事件は起こらないけれど、不思議と印象に残る一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年8月4日
- 読了日 : 2023年8月4日
- 本棚登録日 : 2023年8月4日
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