博報堂出身の筆者が、考える力(本の中では「リボン思考」と呼んでいる)の身につけ方を、分かりやすく説明してくれている。
リボン思考をイメージするためには、蝶ネクタイの形を思い浮かべるとよい。
蝶ネクタイの左側の輪っかを①インプット、中央のタイを②コンセプト、右側のわっかを③アウトプットとする、というのがリボン思考である。
筆者が伝える「リボン思考」は以下の通りと理解した。
①インプットではとにかくアイデアを出す。アイデアを否定しない。ネットで調べるだけではなく定性・定量調査をする。言葉の意味から探る
②コンセプトではとにかく共通項を出す、例えばリンゴとゴリラの共通点を探すなど共通項を探す力を磨く
③アウトプットでは②コンセプトに基づき、やること/やらないことを決める
本の中に出てきた、京王井の頭線の新しいサービスを考えるとか、「レム」というホテルの話は、リボン思考を使ったいい例だと思った。
人々が幸せになるサービスを考えてください、とか、市民がより便利と感じる制度を提案してください、とか、アイデアを出せそうな気がした。
この本を読むと、自分もリボン思考でアイデアマンになってみたい!と思えると思う。クリエイティブが大切なこの時代、読んで損はないと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2022年1月23日
- 読了日 : 2022年1月23日
- 本棚登録日 : 2022年1月23日
みんなの感想をみる