はだかの王さま (大型絵本)

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本棚登録 : 114
レビュー : 13
フリント船長さん 絵本   読み終わった 

ふたりの男が王さまに、素晴らしい布を売り込んだ。賢くて役目にふさわしい者だけに見えるという、このうえなく美しい布。その「布」を目にした人々が思うことはただひとつ。見えていないことを、誰にも知られてはならない---!
なんと巧妙な手口だろう!しかしこのふたり、ペテン師とばかりは言い切れない。その「布」は、愚かものを見分ける試金石としての役割を、立派に果たしているからだ。この事件のあと人々がどうふるまったのか、ぜひ見てみたい。己を恥じて口を閉ざしたのか、辛辣な冗談の種にしたのか。なんにしても手痛い出来事である。当事者でなくて本当によかった。
ゆえあってこの20分ほどのお話を覚えなくてはならないため、最近毎日読んでいるが、読めば読むほど、完成度の高さに驚かされる。また、言葉のリズム、文章の緩急がよく、すべての言葉がぴたっと決まっているため、とても覚えやすく語りやすい。声に出して読むということをきちんと意識されての翻訳だと思う。もちろん絵も素晴らしい。

レビュー投稿日
2008年9月17日
読了日
2008年9月17日
本棚登録日
2008年9月17日
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