脳科学捜査官 真田夏希 ドラスティック・イエロー (角川文庫)

  • KADOKAWA (2020年1月23日発売)
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感想 : 19
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シリーズ第4弾。
友人に誘われた婚活パーティーに参加していた夏希は、偶然横浜の無人の埠頭の爆発を目撃する。
人気のない埠頭で起きた爆発。「レッドシューズ」と名乗る犯人から犯行声明が出され、再び爆発事件が起きる。
犯人の要望は横浜市のIR誘致を撤回すること。しかし、横浜市長は「テロに屈しない」と断言する。
特捜本部では犯人を洗い出し、次の爆発を未然に防ごうとするが、犯人の罠にはまり、突入した特殊部隊が負傷することに。
今回は今までのように、犯人との間にツイッターのやり取りはなく、犯人との会話の中で独自の犯人像に迫っていく夏希は、この作品のタイトルである「脳科学捜査官」の意味にやっと合った内容になっていたような気がする。
そして、今回の捜査本部にはこれまでのメンバーが総揃い。
アリシアの登場機会も多く、惰性で読んでいたが、今作が一番面白かった。
1作目から付かず離れずの関係の織田とは進展がなく、逆に小川との距離が縮まった感じで、この関係性も今後の展開が気になる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 警察物
感想投稿日 : 2020年2月5日
読了日 : 2020年2月5日
本棚登録日 : 2019年12月25日

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