女子高生ハッカー鈴木沙穂梨と0.02ミリの冒険 (集英社文庫)

  • 集英社 (2016年7月20日発売)
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本棚登録 : 124
感想 : 16
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やはり「天才ハッカー安部響子~」の続編。
バラバラになったラスクのメンバーのその後が、ラスクを崇拝する高校生カップルを主人公として描かれる。
高校生の鈴木沙穂梨は、友人の父親がサイバー冤罪で警察に逮捕されたことから、警察庁の吉沢が募集するバイトの面接を受けることに。
その吉沢は人気アプリゲームの裏にある、個人情報漏洩を独自に調査していた。
ゲームの運営会社、攻撃を繰り返す謎のハッカー集団、それを阻止しようと暗躍する「闇の五本指」…
見えないサイバー攻撃のやり取りの様子は、前作の内容以上に本格的に踏み込んでおり、正直、ここまで来ると素人には付いていけない。
前作に続き、安部響子と肇や、沙穂梨と拓人の恋愛模様なども描かれ、ラノベ要素もあるのだが、ミステリーの要素の部分が前作より難解なのが、残念。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本格派?
感想投稿日 : 2019年5月19日
読了日 : 2019年5月19日
本棚登録日 : 2019年5月8日

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