黒猫のいない夜のディストピア

著者 :
  • 早川書房 (2018年12月5日発売)
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本棚登録 : 293
感想 : 44
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友人に勧められて、読み始めたシリーズ、久しぶりの新刊。
前作で第1部が終了し、第2部の発行まで間が空いたので、待望の新刊。
黒猫と「私」の関係性が変化し、どうなったのか、すごく気になっていたのに、いきなり酔った勢いで、喧嘩してしまい、すれ違うことから始まる。
せっかく、二人の距離が近くなったのに、今作はまた別々のところで謎を解いていく二人。
その辺は少しもどかしいし、今までも難解だったこのシリーズなのに、今作では「反美学」やら「ドッペルゲンガー」など、序盤はかなり理解に苦しんだ。
でも、中盤ぐらいに来ると、ポーを扱った作品らしく、本格的な謎解きが始まると、一気に面白さを増す。
特に暗号文を解いていくシーンは、最近の推理小説にもあまり見受けられなくなり、推理小説ファンの私はかなりワクワク♪
「私」の出生の話や、二人の関係にも進展が見られ、この先、どうなるのか、これもまた楽しみ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本格派?
感想投稿日 : 2018年12月17日
読了日 : 2018年12月17日
本棚登録日 : 2018年11月29日

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