ぴろろさんの感想・レビュー

幻想水滸伝V(初回限定版)

• コナミ

リオン好きな方はバック推奨です




幻想水滸伝シリーズ5作目の今作。
システム面に関する印象としては全体的にモッタリ。
あと前半のお使いパートが長すぎて結構ダレました。

前作で移動スピードや、またたきの鏡を本陣で使用できたりと、かゆいところに手が届くようになったものがまたも届かなくなったって感じです。
ロードの長さは減ったような気がしますが頻度が凄まじく、結果的に前作よりさらに悪化してる気がします。
戦闘に入るまでも一々長く、快適とはとてもじゃないが言えません。
戦闘自体はテンポが良くなっているので、この読み込みの多さは非常に痛手。

レンジシステムの復活や、戦闘キャラが6人に戻った上に、サポートキャラの人数も増えているのでこれは良かったです。
今回は108星達の仲間条件が過去の作品に比べ手間がかかるものが多かったんですが、その分魅力的なキャラ達が多かったように感じます。
デザインも複数の方たちで担当しているようで、一人一人凝っていて可愛い。
個人的にはラフトフリート組とアーメス組が好みでした。群島諸国組も良かったかな。というかサブゼロさんのイラストが好きすぎた。
グラフィックも更に感情豊かに表現されており、ミアキスが悲しい顔するたびに泣いてしまいました

そう、ミアキス。プレイ前は3のセシルみたいなキャラかと思っていたんですがあの宇宙人みたいなキャラがドツボでかわいすぎました
あとリムもかわいすぎた。もうミアキスとリムの二人組が本当に可愛くて大好きです。
お父さんとお母さんと叔母さんも可愛かったし、この家族ほんとどんだけ私を泣かすんですかと言いたい。

女王騎士達もみんな良いキャラしてましたし、敵側も結局国を思っての事だったので嫌いにならなかったですね。
というかギゼルの最後のセリフで泣いた。
PTに入れたいキャラが多すぎて毎回ルセリナの所で頭を抱えるくらい良いキャラだらけ。

一人を除いて。

もう、本気で幻水シリーズにおいて過去最高に嫌いなキャラでした。リオン。
とにかく背後霊すぎてヤバイ。住民に話しかけるつもりでリオンに話しかける事故多発。リオンの顔グラが出るたびコントローラー投げつけたくなりました。
設定もなんというか無理でした。幽世の一員でしたが人は殺す前でした。ってそんなお綺麗な…。
ちゃっかり紋章も引き継いでるしもう本当になんなんだと言いたい。
これで主人公が有個性だったら多分そこまでなんだと思うんですが、無個性主人公ということもあって、彼女の台詞が凄くウザったく感じました。なんか護衛としてこの台詞どうなんだろうっていうのが多々。
刺されて寝込んだ時はキターーーーー！！！と大歓喜したんですが、結局最後は強制PTINしてくるという。リムちゃん護衛かわってくれよ…。

EDは4種類見たんですが、女王騎士ED。あれはない。なんであそこで女王騎士ごときが女王の目の前でエスコートされているのか私には理解の範疇を超えていた…。
3人旅EDは最後みんなが手を振ってくれたのが凄い良かったですねー。となりに立ってるレディを除けば。
ってことで個人的にはゲオルグと2人旅EDが一番しっくりきました。一番幻水っぽい気がします。

リオンも例えば昔からずっと一緒に育った友達(王子に片思いバリバリ全開)。
元暗殺者っていう設定多大に生かしてここぞという時に冷徹、冷静。
女王騎士見習いってポジションに徹底して王子では無く女王優先。
とかなんか違う方向からきたら好みだったかも。全方向から攻めたからあんなうざったいキャラになったんじゃないかな。

とまぁ、ゲオルグ、サイアあたりにリオンの宿星ポジさせたら間違いなく星5つだったんですが、
何故かとってつけたようにお亡くなりになったリオンたんが生き返ってしまったので
私の中で幻水5は一気に微妙なゲームになってしまいました。

感想投稿日 : 2012年9月24日

読了日 : -

本棚登録日 : 2012年8月29日