染色・被服史もからめ、日本の文化や歴史について伝統の当事者の観点から述べられている。美しい写真ページのとおり、日本人の色彩感覚の繊細さは異常なまでにすごい。そのあたり、和食やアニメといった現代日本の”強いコンテンツ”につながっている気も。ただし現在、衣食住や祭事の優れた伝統文化は意識して守り継承してゆかないとあっけなく廃れてしまう状況にあり、自分にできることは何か考えさせられる。
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カテゴリ:
文化
- 感想投稿日 : 2011年2月12日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年2月12日
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