本編の真珠母の匣はまさしく三姉妹の魔女たちの宴。事件を通して彼女たちの新しい出発が描かれているのではないかと思う。戦争を経験した別の男性作者も、もっと女性は奔放になるべきだという考え方の人だった。大正という時代の女性がかいまみえた気がする。
本編もいいが、影の狩人がエロティックでいい。なんとなくヘッセのデミアンを思い出した。深層のテーマにはそういうものがあるのかもしれないなぁ…と。
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- 感想投稿日 : 2014年10月7日
- 読了日 : 2014年10月7日
- 本棚登録日 : 2014年10月7日
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