桜の森の満開の下

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本棚登録 : 432
レビュー : 70
著者 :
はなうさぎさん 小説   読み終わった 

美しさにとらわれた男の悲哀と孤独の妖しく幻想的な物語。旅人を襲い、美しい女を手に入れた山賊の男だったが、女の果てしない欲求を満足させる為、いつしか奴隷となり下がる。そんな中で、男は己とは何かと心に問う。 女の所業は、人の業を表現しているのか、首で遊ぶ描写などは、人が持っている闇の部分の本質が描かれているようだった。闇と美しさの対比が、いっそう男の悲哀を際立たせているように思う。最後は、浄瑠璃の道行きを見ているかのような雰囲気が漂っていた。しばらくしたら、もう一度読んでみようと思う。心に残る一冊となった。

レビュー投稿日
2016年1月28日
読了日
2015年11月18日
本棚登録日
2016年1月28日
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