原爆死の真実――きのこ雲の下で起きていたこと

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mokunokamiさん ノンフィクション   読み終わった 

 1945年8月6日、被爆直後の広島・御幸橋前を地元新聞のカメラマンが撮影した2枚の写真。被爆当日の被爆者の姿を映した唯一の写真として有名だが、改めてこの写真を手掛かりに被爆直後の広島で何が起きていたか、撮影地の御幸橋に焦点を絞り、当事者の証言と科学的知見を合わせて再現している。写真の被爆者の多くは勤労動員の中学生・女学生らであり、被爆当日の犠牲者も10代前半が突出して多いこと、ややもすれば都市伝説的に語られてきた皮膚が剥がれて垂れ下がった姿は、「フラッシュ・バーン」と呼ばれる激しい熱傷による皮膚の剥離によるもので「人間の感じる痛みの中で最大の痛み」をもたらすことなど、改めて認識させられたことも多い。70年以上たっても原爆被害に関しては語りつくされたことなど全くないことがよくわかる。

レビュー投稿日
2018年4月20日
読了日
2018年4月20日
本棚登録日
2018年4月20日
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