里見八犬伝

著者 :
  • 講談社 (1993年8月23日発売)
3.58
  • (1)
  • (5)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 29
感想 : 4
4

4-06-250822-2
1993年8月27日 第1刷
NDC:913
少年少女古典文学館22.
著者:栗本薫(くりもと かおる)
さし絵画家:佐伯俊夫(さえき としお)
解説:高田衛(たかだ まもる)
----------------
書架の整理を兼ねて手にした本。
やっぱり古典はおもしろい。と思わせる一冊でした。
奥付には「著者」として栗本薫氏と記されていましたが、原作という表示は無い。(里見八犬伝・原文)の表示は目次に有り。
後書きに滝沢(曲亭)馬琴の名前が出てくる。原作者のライフワーク的な作品で28年掛かって完結。
さし絵もこのお話にピッタリのもので充分楽しめた。
-----------------------------------
目次より
1 八房(犬)戯れの言に感じて手柄をたて、伏姫深山に花の盛りを拉致されること--物語の始まり
2 八犬士の一 犬塚信乃故郷を出ること それにまつわるお話の数々。
 美少女浜路非業の死をとげ、二犬士あいまみえること。
3 蟇六 亀篠強欲ゆえについに命を落とす事。大塚村は大混乱。犬塚信乃、許我公方に疑われ、芳流閣の決戦となること。さらに二犬士登場し、ここに三犬士、めでたく義兄弟の契りをかわすこと。
4 小文吾義兄弟をかくまって難儀をうけ、山林房八夫婦義侠にに命を落とす。
ちゅ大奉仕発見市の円の由来を明らかに、五人目の幼き犬士登場のこと。
ひとまずこの長い物語はここで終わる

そののちのあらすじ
後書き
------------------------------
戦の(負け戦)のいよいよ最後かって処から話はスタート、次々と人が死ぬ。
お家の為と腹を切り、親の敵を討つために人生をかける時代の話。
犬と伏姫の話は必要なのだろうけど面白みは感じなかった。
おもしろくなってきたのは犬塚信乃が登場するあたりから。
八人のうち六人が登場したところで話はそののちのあらすじに引き継がれる。
さらっと結末と言うか終わり方も書かれているので一応読み終えた感はある。

これが出た時代は1814年~1842年、当然テレビもラジオもない時代に人々の娯楽は見世物等だったと思うと、この物語は相当当時の人たちが続きをワクワクして待っていたものだったんじゃないかな?と思った。
言葉や名前が(改名もするし分かりづらい長い名前w)面倒なところも有るけど、さし絵でうまく書き分けられていて理解の助けになる。

上手い文章(わかりやすい文章)や解説、図、作品に似合うさし絵で充分楽しめました。古典は多くの人のフィルターに掛けられてなお魅力ある作品って事で間違いない一冊、元々お楽しみのために書かれたものなのでなおさら話の転び方が、そううまくは転がらない処でちゃんとつながる。危機一髪(古い表現だけどw)の連続で次々話が進み、布石がちりばめられて居てぐいぐい読めた。

このシリーズは全26巻 メモあり

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年4月9日
読了日 : 2019年4月9日
本棚登録日 : 2019年4月9日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする