このメモは静山社さんが発行した書籍についてです。
【児童版】としてほるぷ出版さんからも同じタイトルが2019年12月6日に発売されています。
ISBNや発行所名で区別はできますが、表紙の絵は同じです。
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978-4-86389-453-2
C8093¥1200E.
十年屋 時の魔法はいかがでしょうか?
2018年7月11日 第1刷発行
2018年8月23日 第2刷発行
作者:廣嶋玲子(ひろしま れいこ)
画家:佐竹美保(さたけ みほ)
発行所:株式会社静山社
--カバー袖より--
子どものころから大事にしていたぬぐるみ、
大好きな人からもらった写真
大切な友達に見せたかった雪だるま。
忘れたくても忘れられない大切なもの、
思い出と一緒に、魔法でお預かりします。-------
プロローグ
1 懐かしの白兎
2 傲慢のアルバム
3 約束のゆきだるま
4 悔やみの指輪
5 残された時計
6 作り直しの魔法
エピローグ
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レンガ造りのお店が立ち並ぶ横丁だった。--
ひとつづつ、短いお話なので、小学生でも楽しめます。エピソードを拾い上げエピローグでまとめてあります。
子ども向けのお話だけど、巧いなぁって感じます。お店も、登場人物も設定が、理解しやすく銭天堂のようにエピソードを増やせそうな展開。続編があるのかな?
ストーリーから離れて、自分で「まだ捨てれない・・」と出したり仕舞ったりしているモノにあふれた生活ですが、もし、これらをあずけたら、私の命は明日にでもなくなってしまう(苦笑)時々は手放してあげなくてはだね。
メモ
十年屋 十年魔法の使い手
カラシ 執事の猫 オレンジ色 黒のベスト
ツル 作り直し屋 しょっぱなからその容姿は以下の通り~
~ツルはおそろしく元気のよさそうなおばあさんだった。サーモンピンクに染めた髪はボブカット、ガラス瓶の底で作ったような分厚い眼鏡をかけている。唾が広い真っ赤な帽子をかぶっているが、頭の部分にはマチバリや針ががたくさんさしてあり針山のよう、つばのところにはいくつもの糸巻きや毛糸玉が乗せてあり銀のハサミもついている。ワンピースは布地が見えないほどボタンがびっしり縫い留められていた。
ハンドバッグの代わりに水色のテディベア型のリュックを背負っている。この熊、フランケンシュタインのような顔である。
- 感想投稿日 : 2022年4月16日
- 読了日 : 2022年4月21日
- 本棚登録日 : 2022年4月16日
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