マークスの山(下) (講談社文庫)

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本棚登録 : 2622
レビュー : 239
著者 :
momokeitaさん 髙村 薫   読み終わった 

やっと読み終わった~
ちょいと挫折しそうになりました
第109回直木賞受賞作【マークスの山】

非常に悲しい物語であります
東京で起きる連続殺人事件
被害者たちは、ある大学の山岳会で繋がったエリートたち
この連続殺人事件の発端は、過去に南アルプスであった不可解な事件で、すでに解決したとされるもの
この16年前の事件と犯人と被害者を繋ぐものは、なんであるのか!!という物語

犯人の『マークス』と名乗る男
実は、この男・・・・精神障害者であります
幼い頃に両親を一家心中で亡くし、その時に負った一酸化中毒症の影響で重度の健忘症を患っています
脳内で『明るい山』と『暗い山』が交互に現れ、精神を蝕まれた男
自身が何者かも解らず、犯罪を重ねていく
何が彼を殺人に導いていくのか・・・・・・

しかし、この物語
文章が
長ーい

主人公である警視庁捜査一課の合田の心情
行ったり来たりする心の迷いと憤りが切々と語られていく・・・・・・
これがこの作品の一つの醍醐味なのでしょう
ですが、捜査側のお話はちょっとうんざり・・・

それに比べて殺人犯・水沢裕之と看護師・高木真知子のお話は、とても悲しく・・・・・
もう少し、水沢裕之の心の闇を覗きたかったかな

もちろん16年前の事故、事件と現在起きる殺人事件、山岳会の係わり合いを結びつけるストーリーの緊迫感はハンパなく読者を引き付けるわけで、途中で投げ出すわけには、行かなかったのですが・・・・・
暇つぶしにかるーく読む作品ではないと思います
じっくり、じっくり読みたい作品です

レビュー投稿日
2013年10月6日
読了日
2013年10月6日
本棚登録日
2013年10月6日
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