レテの支流 (角川ホラー文庫 110-1)

著者 :
  • KADOKAWA (2004年11月1日発売)
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本棚登録 : 102
感想 : 15
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第11回ホラー小説大賞長編賞佳作

怜治は、数年前「レテ」というバンドのボーカルとして活躍し、
一世を風靡したのだが、今は落ちぶれて、何をやってもうまくいかない。
そんな時、大学で脳を研究している友人が、
記憶を消去する装置を開発中だと知り、自分の記憶を消す決意をする。

すべての記憶ではなく、「レテ」時代の栄光の2年間の記憶だけを消せば、
新しい人生をやり直せると思ったのだが、
記憶を消してからというもの、
街で、高校時代に自殺したはずのクラスメイトを見かけたり。。。と、
彼の周りで奇怪な出来事が起こるのだった。

存在するはずのない同級生が、そこにいる!
なぜ?!・・・いったいどうなっているの?!・・・と、
気になって、ページを閉じられないまま、深夜まで読みふけり、
背筋がゾクゾクする恐怖を感じながらも、
面白くて、どっぷりはまってしまいました。
これからの季節におすすめです。
暑くて寝苦しい夜にちょっと涼しくなれるかも?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2008年11月19日
読了日 : -
本棚登録日 : 2008年11月19日

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