羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

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本棚登録 : 12565
レビュー : 740
著者 :
monmonmeさん  未設定  読み終わった 

村上春樹の作品を久々に読みました。


比喩のうまさや女性登場人物の魅力、接続詞の使い方などに関しては、本当にすごい、と思います。(すごいという言葉以上にうまく言えない)

この本の中で1番好きな表現は、ウェイターがワインボトルを持ってくる際の表現「彼は1人息子の写真でも見せるようににっこりと微笑みながらワインのラベルを僕に向け」というところです。



でも自分がさらに村上作品に惹きつけられるのは、普段は何かに迷っている登場人物たちがおどろくほど断定的な物言いをすることにあると思いました。
例えば、「小さな、本当に小さなところから人は年を取っていくのだ」「混沌がその形を変えただけのことさ」など。

断定的な物言いをして話を進めなければならないのが小説だから当然だろ、と反論されればそれまでなのですが、普段しどろもどろな思考しかできない自分にとっては、読んでるだけで心地よいのものです。(結局ありきたりな感想ですね)

レビュー投稿日
2015年12月29日
読了日
-
本棚登録日
2015年12月29日
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