
【あらすじ】
高校時代まで野球少年だった主人公が突如漫画家を目指して、漫画家養成の専門学校に入学。同級生や講師、家族など周囲の人々からの刺激を受けて漫画家としての成長の日々を描く。
【感想】
漫画家に限らず自分で創造したもので他人に影響をあたえたいと考えている人すべてに刺さる作品だと感じた。
同じ専門学校に通う同級生が「「漫画」を嫌いになりたくないから漫画家になるのをあきらめる」という言葉が印象に残った。
創作活動を生業にする仕事の裏側というか生みの苦しみというものが伝わってきた。
途中はあまり救いがなさそうな話で、読むのがつらくなってしまったが最後には、きちんとそれぞれの幸せを掴んでいて安心した。
自分の人生の目標のように感じていたことに挫折したら人はどうなってしまうのだろうと考えることがあるけれど、人はなんとかそういう気持ちに折り合いをつけて生きていけるらしい。
- レビュー投稿日
- 2019年9月22日
- 読了日
- 2019年9月22日
- 本棚登録日
- 2019年9月22日
『漫画ひりひり』のレビューへのコメント
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