この本の生み出す世界にすごく引き込まれた。大きな理由として、自分的にとても現実的である、現実味があるように思えたからである。
確かに呪力という超常能力は現実的ではない、しかしだからこそ、他の、攻撃抑制や愧死機構、悪鬼や業魔など、現実に沿った、または起こり得ると納得できる事柄が、物語の重要なファクターとなり、それに深い印象を受けた。
普段SF小説を読まないからあまり知らないが、もしかしてSF小説とは既存の知識をもとにあり得る事柄を描くものであり、ある意味では超現実的であるのかと思った。また、今回この本を読んで、自分はこんな世界観が大好きなのだと分かった。現代とは違った、だけど通ずるところがある、または不可思議の中に確かに現実味があるような世界が(今読んでいる携帯小説もそんな感じ、やっぱり大好き)。
図書館で借りたが、ブックオフで売ってたら買おうかな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年5月25日
- 読了日 : 2013年5月25日
- 本棚登録日 : 2013年5月15日
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