もしも、道頓堀に油田が降って湧いたら・・・
この、もしも話は大阪だからこそ、成り立ちそうな話である。
市と府と国と、大阪に暮らす人達の出方も、ひき方も、立ち回りも、それぞれ非常に、「らしく」て笑える。
関西に住みながら、みなみには数年に一度しか行かず、
大阪は梅田界隈も、わかりやすいところしか知らない私。
そう、この元気な大阪パワーは、わりに元気で体調がいいときでないと酔ってしまうのだ。
なので、この話、大阪でしか成り立たない、と思う。
兵庫で湧いても、京都でも奈良でも、
こうはならないような気がするのである。
やるなぁ、大阪人。ふんだんに使われる大阪弁もいい感じ。
たくさんを「ようさん」でも「ようけ」でもなく
「ぎょうさん」っていうのがいいわぁ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・作家MS
- 感想投稿日 : 2012年4月7日
- 読了日 : 2012年4月7日
- 本棚登録日 : 2012年4月7日
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