
もしかしてそうなんじゃないの?と思いながら読んだら
ほんとにそうで、もっと強烈でとても苦しかった。
出てくる人みんな、大人も子どもも愛を知っているし
愛されることも愛することもわかっているように思った。
ただ、ただ、求めすぎたのかもしれない。
教会での結婚式で説かれることの多い
聖書の一節「コリント人への第一の手紙 13章」を思い出した。
愛は寛容であり、愛は情深い。また、ねたむことをしない。
愛は高ぶらない、誇らない、
不作法をしない。自分の利益を求めない、
いらだたない、恨みをいだかない。
不義を喜ばないで真理を喜ぶ。
そして、すべてを忍び、すべてを信じ、
すべてを望み、すべてを耐える。
愛はいつまでも絶えることがない。
芳子はちょっと受け入れられないけれど
だけど、お前はどうなんだ!愛せたか?きちんと愛せたか?と
胸ぐらをつかまれたようだった。
- レビュー投稿日
- 2019年8月2日
- 読了日
- 2019年7月30日
- 本棚登録日
- 2019年7月30日
『愛を知らない』のレビューへのコメント
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