実際、死刑というのがどのようなプロセスで行なわれていて、死刑囚がどのように扱われているのかなど、まったく知らないことが多い。
死刑囚は刑務所ではなく拘置所にいるなんて、読むまで知らなかったし。まあ言われてみれば確かにその通りだけど。
死刑廃止論者の著者らしく、死刑囚(=犯罪者)への愛情ともとれそうな思い入れが端々に浮かぶ。
ただ、そのような感情の部分をさっぴけば、普通は知ることのない死刑に関するさまざまな情報が書かれており、それは非常に有意義だと思う。
13人の死刑囚の起こした事件、拘置所内での様子、最後の様子をつづっているのだが、人数を絞ってもう少し詳しく書いたほうが、この手のルポとしては面白かったように思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説以外
- 感想投稿日 : 2015年7月25日
- 読了日 : 2009年7月25日
- 本棚登録日 : 2015年7月25日
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