マイクロバス

3.00
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本棚登録 : 45
レビュー : 9
著者 :
morikaraさん 小野正嗣   読み終わった 

星が2なのは、内容評価でなく、私自身がこの話をきちんと理解できたと思えないため。

非常に難解な物語だった。
現実と夢想が行き来し、語られる言葉はこれという意味を成していないようで、実は物凄く重要なことを表現しているような、そんな掴みどころのない小説だった。
考えよう、追おうとしても簡単にはそうさせてくれない。
特に表題作では、細やかな表現が主人公の心情を逐一描写しているのだということに気を配っていないと、見事に置いて行かれる。
しかし、それがきっと口のきけない信男という青年をよく表しているのだろうと思う。たぶん……。

こういったタイプの小説を読んだことがなかったので、面食らってしまった。
しかし信男の体験した幼い頃のヨシノ婆との触れあいや、彼の感じた親をも含む周囲の人間とのズレ、そしてそんな彼を取り巻く”集落”という閉じた世界の様子は、ぼんやりだけれど確実に私の中で大きくなったり、揺れたりしている。

また何年か経ってから読もうかな、と思うそんな小説だった。

レビュー投稿日
2008年11月18日
読了日
2008年11月18日
本棚登録日
2008年11月18日
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