オーレンが軍の犯罪捜査官としてのキャリアを捨て、北カルフォルニアの故郷へ戻ったその朝、玄関ポーチに何者かが人骨を置いて立ち去った。それは20年前、森で行方不明になった弟ジョシュのもので、罪悪感に苦しみ続けてきたオーレンは、長い空白を取り戻そうと真相を探る……。変わり者ぞろいの田舎の町の住民は、その多くがどこかに傷を抱え、何かを隠している。そして事態が進むほどに秘密がからみあって複雑な図が見えてくる。暗く抑えた文体ながらエモーションを強くゆさぶってくる物語にのめり込んでしまい、読み終えるのが惜しいほど面白かった。また家政婦ハンナのかっこよい事といったらもう(2008)
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年10月9日
- 読了日 : 2020年10月9日
- 本棚登録日 : 2020年10月9日
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