とかげ (新潮文庫)

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本棚登録 : 4977
レビュー : 460
著者 :
motoさん  未設定  読み終わった 

うやむやに、それでもいいじゃないかという、再生へ向かっていく大きな力。心を救うのは、白河夜船のときには、うなぎという身体的で、本能的な再生へエネルギー。今回は、関係性と許容しあうことでの再生。より複雑に、文学的に。
濁流が破壊と再生をもたらすように、全部に対して償いや解決を見ないまま癒し許容し再生へと向かうちからづよさは女性のちからと思われる。自分にはない。
大川端奇譚がよい。階段の踊り場のような作品
『死にそうなときに、物理的に共同責任をおってくれることを、理屈ではなく、ー求めてひとはひとと暮らそうとするのだろう。』

にしても、この人、今まで読んだ話すべて精神の回復•再生について。このテーマを延々と書き続けるのかしら。ストイックすぎ。

レビュー投稿日
2014年9月22日
読了日
2014年9月22日
本棚登録日
2014年9月22日
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