サンタクロースはおばあさん

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本棚登録 : 49
レビュー : 8
著者 :
motokonomotoさん  未設定  未設定

“おばあさん”はいつだって大胆。

でも、自分のために大胆になるわけじゃない。大事な誰かのため、愛する誰かのために行動するときのおばあさんほど強くて不敵で無敵な存在はない。

サンタクロースに志願したこのおばあさんは、初めこそもじもじしていたけど、神様に「サンタになりたい」と訴えるあたりからどんどん図々しく逞しくなっていく。さっさとサンタの洋服を着てしまい、白い袋をかつぎ、おとこのベテランサンタを尻目に一番立派で美しいトナカイのそりに乗り込み、振り落とされそうになりながら夜の空へ飛び出していく。

「わたし、うまれつき サンタクロースだったみたい。わかるのよ。」

「わたし わかるのよ。このこ、ばすじゃなくて きしゃが ほしいのよ。」

そう言って次から次へ、子どもたちの枕元へプレゼントを配っていく。そして最後におばあさんが向かった先は・・・。

おばあさんが最後に配ったプレゼントは、新しいおもちゃではありませんでした。だけど、本当にほしかったものをおばあさんは「わかって」いたのです。もらったほうは、なぜそれが枕元にあったのか不思議に思うばかり。

だけど、送る側の喜びと送られる側の喜びはしっかりとひとつの線で結ばれたのです。


クリスマスの今朝、あなたの枕もとにサンタクロースからの贈り物はありましたか?

もし新しい時計やi-podやアクセサリーがなかったとしても、大丈夫。きっとあなたを大事に思う人がそっとあなたを訪問してくれいて、あなたが本当にほしいものを置いていってくれていったはず。

あとは、あなたがそれを見つけるだけ。

レビュー投稿日
2008年8月30日
本棚登録日
2008年8月30日
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