冒頭からもうツボ。音楽、キーラ・ナイトレイの口に手をやる仕草。色合い。
全ての要素が綺麗にまとまっている。綺麗にまとまってる故に退屈に感じる人も多そう。
そしてナイトレイの鼻にシワを寄せる笑い方がとてもキュート。
原作で私が元祖ツンデレロマンス小説(資料的根拠なし)と呼んでいるジェーン・オースティンの『高慢と偏見』が好きということを抜きにしても、「あれをイギリスの表象だと思うな。社会のほんの一部でしかない」みたいなカルスタ的な批判を理解していてもこの映画は好き。完全に個人的趣向ですが。
(つぶやき)
でもやはりジェーン・オースティンが200年前にこれを書いたのは凄いと思う。
当時の価値観、人の感情を非常に客観的に洞察しながら、しかしそこから生まれゆく新しい価値観のスパイスも加える。最近になってもっとオースティンの研究論文を読んどけば良かったと後悔している。
(さらにつぶやき)
ちなみに初めてこの映画を観たのは高校生の時で、それはもう脳内がお花畑になってしまって、これのせいでまともな女子高校生としての生活を棒に振った気がする。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2014年12月31日
- 読了日 : 2014年12月31日
- 本棚登録日 : 2014年12月25日
みんなの感想をみる