女性状無意識: テクノガイネーシス-女性SF論序説

  • 勁草書房 (1994年1月1日発売)
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ガイネーシス=キリスト教的家父長的男性優位社会にあって社会の枠組みには収まらない「女性的なもの」〜夢、狂気、無意識の概念。著者は資本主義的家父長制男性優位的基盤を持つこの巨大なメディアに覆われた地球のテクノロジー統制下にあって、噴出する女性的セクシュアリティの暴力的イメージ=これをテクノガイネーシス(女性状無意識)と名付ける。この「テクノガイネーシス」を持つと思われる女性作家SF作品を論じた冒険的な評論集。以前この著者の『テクノゴシック』を読んでいるが、此方の方がスリリングでおもしろかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評論
感想投稿日 : 2010年8月20日
読了日 : 2010年8月20日
本棚登録日 : 2010年4月19日

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