待望の佐方貞人シリーズですね。

"罪はまっとうに裁かれなければならない"
このフレーズは今回も生きています。孤高の検事の男気、正義と執念が心を震わせます♪

このシリーズの特徴は、時計が戻っていきます。ヤメ検から始まり、今回は任官5年目の佐方貞人。
認知症だった母親を殺害した罪で逮捕された息子の裁判を担当することになった。事件はシンプルに見えたが、遺体発見から逮捕まで「空白の2時間」があることに疑問を抱く。 やがて見えてきたのは息子の意外な素顔……。

2020年5月23日

読書状況 読み終わった [2020年5月23日]

全8篇の短編集
登場人物は、大時計を掲げる時世堂百貨店の関係者だったり、その近隣に住む人や以前住んでいた人たち。
この大時計の下で繰り広げられる、それぞれのストーリーは巧妙に重なりあい、時間を遡っていきます。いずれの話しにも時折、登場する大時計……。長い長い時を経て、彼は何を見てきたんだろうか。

2020年4月30日

読書状況 読み終わった [2020年4月30日]

傍聞きとは、漏れ聞き効果、信じさせたい情報を別の人に喋って、それを聞かせること。

ドラマ化されているようですね。
刑事の自宅裏手に住む老女が居空き窃盗事件に遭い、刑事が以前捕まえた窃盗の常習犯が逮捕・拘留される。容疑者から刑事に面会の申し込みがあり、容疑者は自分は犯人ではない、真犯人を知っていると訴える。真犯人は誰か?の問いには知っている、近々逮捕されるとだけ………

他、3篇も長岡弘樹らしい、緻密なシナリオが読後感を満たしてくれます(^^)

2020年4月27日

読書状況 読み終わった [2020年4月27日]

瀬戸内海に浮かぶ冴島を舞台に描く青春小説

島で唯一の同級生は4人…。フェリーで本土の高校に通う彼らは卒業と同時に島を出るのが当たり前に。母親もいずれ島を出ることを前提に子育てしている。近年、Iターンによる島外者が増え、いろんなところで風が吹き始める。ただ、全てが良いものではない…。幻の脚本を探しにきたという見知らぬ青年、淡い恋、友情、大人の覚悟、島外に出るときは、「いってらっしゃい」が合言葉に。

切ないけど、前を向いていく彼らに明日を感じられる作品です(^^)

2020年4月19日

読書状況 読み終わった [2020年4月19日]

北野武さん初の歴史長編小説

本人の書き下ろしによる映画化の話もありますが、確かに読み進めると、どんどん映像が浮かび上がりますね。アウトレイジの時代劇版のようです(笑)
曾呂利新左衛門の視点から語られる暴君信長、野心家の秀吉、真面目な光秀、狸の家康という凡庸の域をでない人物がおりなす戦国の世。
口語体で描かれ、時折現代の表現を交え、読み進めるなかで時代が混乱する部分もありますが、たけし節が随所に染み出る作品でした。

2020年4月19日

読書状況 読み終わった [2020年4月19日]

6人の小説家が描く短篇集です。

誰しも思う、行きたくないという感情、あなたはどんな時に思いますか?
私の家に毎夜毎夜違う、知らない友達がやってくる。死語とから帰ると、晩御飯を作って待っていてくれて、一緒に食べて、ゲームして、眠くなるとベットの隣に布団をひいて、一緒に寝る、次の日、また同じことを違う友達と繰り返す日々、なぜだか、不思議だけど居心地がいい。ある時から同じ人が何度も現れるように。その意味は…。

いずれもちょっと共感できる"行きたくない"気持ち。分かるなぁって呟きたくなる(笑)

2020年4月7日

読書状況 読み終わった [2020年4月7日]

二人の警察官

警察学校から男女はトップを争い続け、お互いの成長を確かめ合いながら一段一段かけ上っていくことに。
不思議なことに彼女は、難事件と思われた事件を意図も容易く解決し、必ず彼より一歩先を進んでいく。彼女の勘はどこからくるのか?
入官から退官までをまるでタンデムしているかのように二人で駆け抜けていく。
そこにある感情は……。

2020年3月30日

読書状況 積読

カラスの親指から繋がるド派手なペテン(笑)

15年前に橋の袂で助けた女性、突然目の前に現れたその少年は、助けて欲しいと。
詐欺師から完全に足を洗い、ただ全うに平凡に過ごす実演販売士、15年前に助けた女性は、ある詐欺に会い、ショッピングセンターの屋上から身を投げた。少年は仇をとりたいと切に願い、ド派手なペテンが繰り広げられる。
最後はちょっと切ない、でも明日のひかり、希望の光が見えていた。

2020年3月24日

読書状況 読み終わった [2020年3月24日]

「屍人荘の殺人」待望のシリーズ第2弾です。

"あと二日で四人死ぬ"閉ざされた“匣”の中で告げられた死の予言は果たして成就するのか。
続編ということで斑目機関の謎を解明すべく追い求めた先にあったのは人里離れた山奥にある不思議な施設"魔眼の匣"、謎の予言者が発した一言。

偶然、居合わせた9人はこの予言の真実を知ることに。

2020年3月13日

読書状況 読み終わった [2020年3月13日]

東京五輪の馬術競技会場で起きた韓国代表の暗殺事件は背後に日米韓を揺るがす極秘情報が存在していた。
事件の責任者に就いた元内閣情報調査室長は、北の潜伏工作員と手を組み、闇で真相に迫ろうとしていた。
目の前で暗殺された彼女を警護していたSPは悔恨の思いを胸に、彼女が残した"あるもの"を必死に追っていた。

二人の進む先に接点はあるのか?

予想をはるかに越えた世界で繰り広げられる攻防は圧巻ですね。

彼等は何のために、何から祖国を守っているのか?

最後にトリガーをひくのは誰か…

2020年3月6日

読書状況 読み終わった [2020年3月6日]

東京五輪 馬術競技中に放たれた一発の銃弾

韓国代表で現役検事の彼女は、五輪直前、二度も凶漢に襲われ、ある不正の極秘捜査をやめるよう脅されていた。
日本では、在日米軍女性将校と北朝鮮の潜伏工作員の変死事件が相次いで発生していた。
三つの事件の裏に潜む闇…
アジアの安全保障を根底から揺るがすパンドラの箱を開くのは…

2020年3月1日

読書状況 読み終わった [2020年3月1日]

漫談を本にした感じですね。

ラップ漫談、居酒屋漫談など軽快なリズムで進む展開、あっという間に読み終わります(笑)
ゴルフの悪魔は実話を基にしているので、あの頃はこんな世の中だったなぁっと、思い出し笑いwww
誘拐犯は王道の展開を繰り広げながら、結末の〆は実話かも(笑)

2020年2月22日

読書状況 読み終わった [2020年2月22日]

和佐見消防署消防官たちの9つの物語

消防官は人を助けるヒーローではない。彼らは誰もみな、いつ顔をだすか分からない闇を抱え、ぎりぎりのところを押さえつけている危うい存在。

恐怖は他人に感染していく。迫り来る危機...

9つの話は、微かに交わり、見えにくい。
消防官として入官し、時が流れ、退官まで。

最後に残るのは、苦い記憶と、微かな思い出だけ。

2020年2月20日

読書状況 読み終わった [2020年2月20日]

三重県の山深いところにある神去村に高校卒業と同時に中村林業へ就職させられた彼…。前作は林業を担う貴重な若者が、神去の土に触れ、人に触れ、少しずつ、その空気感に溶け込んでいくところまで。今回は、どっぷり村に浸かります(笑)

ホント、日本昔話に出てくるような、ほのぼのとした、「なぁなぁ」の世界(^^)
関西弁で言うと、ぼちぼちかなぁ。神去村の起源から似つかわしくないクリスマスまで、前作と同じ、あくまで彼がつけている日記を覗きみている体(笑)

こんな世界は、まだまだ日本のどこかでたくさんあるんだろうなぁ。

2020年2月14日

読書状況 読み終わった [2020年2月14日]

防犯カメラが刑事捜査で活用されるのが当たり前になった今、さらに高度化する捜査の中で急速に拡大する情報監視網。先鋭化する技術社会の中で増殖する全く新しい犯罪に立ち向かう専門捜査官。二つの事件に共通する"あること"に気付き、その闇に触れ、奥深くに潜り込んでいく。今の日本の現実を真っ正面から見つめる勇気はあなたにあるだろうか。

2020年2月8日

読書状況 読み終わった [2020年2月8日]

まさに伊坂幸太郎ワールド全快(笑)

夢の中の世界で戦いに勝つと、現実世界のトラブルが回避できる?現実世界で全く接点のない3人が戦士となり、ハシビロコウに指示され、戦いに挑んでいきます。
なぜ?この3人か?も全く解りません(笑)
お菓子メーカーの広報、お客様相談センターで働く彼のもとに、画鋲がはいっていたとのハードクレームが…、アイドルグループのライブに出掛け、なぜか目の前に熊と虎が…。時期的に吃驚しましたが、世間を騒がす新型コロナと同じように、新型インフルが発生し、パンデミック間近に…。夢で勝てば、すべて防げるのか?夢と現実は繋がっているのか?進めば進むだけ、富士樹海のごとく、迷子に陥っていきます(笑)
いまここにいるのは夢か?現実か?

ちなみにクジラ頭の王様って、ある鳥のラテン語名だそうです(笑)

2020年2月3日

読書状況 読み終わった [2020年2月3日]

"スマホを落としただけなのに"の第2弾です。

続篇かと思いきや、全く別のストーリーです。
神奈川県生活安全課のサイバー犯罪対策課の彼は、突然民間のセキュリティ会社を辞め、警察官に。そんな彼のもとに、連続殺人事件の犯人が使用していたPCが。犯人は彼に取引を持ちかける。
その頃、580億と巨額の仮想通貨流出事件が発生。クラッカーvs警察がダークウェブの世界で、見えない相手に翻弄される。情報社会に渦巻く悪はどこにいるのか?

2020年1月31日

読書状況 読み終わった [2020年1月31日]

顔を抉りとられた象は衝撃的でした。

なぜ密猟はなくならないのか?誰しも頭では分かっているものの、行動には起こせない。求める人がいるから殺す。生活するために殺す。シンプルが故に変えられない。国絡みの密猟組織、国際シンジケートに斬り込む記者は、身の危険を感じつつ、その使命に背中をおされ、突き進む。

ケニア、中国、アメリカ、日本と国際間の駆引きも細緻に描かれ、ホントの黒幕は誰なのか?

2020年1月26日

読書状況 読み終わった [2020年1月26日]

21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判

そこに立つ弁護士は、21年前、その事件で監禁された少女の一人だった。間一髪で自分を殺めたかもしれない容疑者を弁護…
真実はどこにあるのか?罪を作り出す罪、冤罪が冤罪を生み、繋がる連鎖、衝撃の結末に、思わず…

2020年1月23日

読書状況 読み終わった [2020年1月23日]

高校卒業と同時に放り込まれたのは、三重県の山奥にある神去村。林業に従事し、自然を相手に生きる人々との出会い。
当たり前だが都会にはない時間の流れ、風土、習慣、何もかもが違う世界に、突然放り込まれてしまった彼(笑)
林業の「り」の字も知らない彼は、少しずつ少しずつ、温かい人々の心に触れ、支えあいながら、そこでしか経験できない出来事を通し、成長していきます。帯には宮崎駿さんが是非映像化したい‼️とのコメントがあり、何だか今からワクワクしてしまう(笑)ホントに映像化してほしい。

2020年1月20日

読書状況 読み終わった [2020年1月20日]

良心の呵責を覚えることなく、自分にとって邪魔な者たちを日常的に何人も殺してきたサイコパスの彼、ある日突然現れた「怪物マスク」の男は、斧で襲ってくる。九死に一生を得た彼は、男を探しだして復讐することを誓う。ただ、一方、頭部を開頭して脳味噌を持ち去る連続事件が世間を賑わしている。彼は本当に生まれながらのサイコパスなのか?出生の鍵を握る白髪の老婆は誰か?謎が謎を呼ぶ、実はあなたもサイコパスなのかも?

2020年1月8日

読書状況 読み終わった [2020年1月8日]

世の中の上下なんかくそくらえだ‼️すべてをぶっ壊してやる‼️
熱い思いを抱き、天涯孤独の青年 十兵衛は出自を偽り、名前を騙り、武士の礼法を身に付けた"明智光秀"
己の夢を叶えるために、塗り固められた嘘、嘘をつき続けるのは、夢のため?それとも自分の立場のため?
信長は何を知り、何を見ていてのか?最後の一言に込められた思いは何だったのか?

2020年1月5日

読書状況 読み終わった [2020年1月5日]

まさに時空を超えた吉田修一ワールド全開‼️

森鴎外の「山椒大夫」のリメイクみたいですね。さらに森鴎外の「山椒大夫」も昔話の「安寿姫と厨子王」のリメイクなので、リメイクのリメイク(笑)

中盤までは安寿と厨子王ですが、当然歩き続けると、そこは新宿(゜ロ゜)800年も歩いてたのか‼️
展開はあくまでオリジナルに沿っていますが、GoogleやApple、SoftBankまで(笑)

2019年12月30日

読書状況 読み終わった [2019年12月30日]

かなりぶっ飛んだ設定に思わず(笑)

今回は熱帯林の奥地にある奇妙な学校村落を舞台に武装集団と戦うことに。
全寮制の矯正施設への入学を進められ、見学に出発して彼女、突然武装集団に襲われ、気がついたそこは南国特有のジメジメした熱帯林の中。。。

そこにはなぜか少年少女700人が、ある校則にしばられ生活していた。要塞化された学舎、あらゆる場所に設置された監視カメラとスピーカー、ここはどこ?これは何?

2019年12月27日

読書状況 読み終わった [2019年12月27日]
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