すべてがFになる (講談社文庫)

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本棚登録 : 17825
レビュー : 2339
著者 :
さくら餅さん ミステリー   読み終わった 

森博嗣を初めて読んだが、私にはあわなかった。
トリックは子育て中の私には納得できないものだったし、なにより登場人物に全く共感できなかった。
犀川先生にしても萌江にしても、私の常識や道徳からかけはなれていた。四季にいたっては完全に理解不能。恐らく作者も私とは相いれない人なんだろうと思った。
でも何より不快だったのが、研究所に窓がないというところ。太陽の光が届かない場所なんて地獄のほかにない、と私は思ってしまう。
こういう情緒的というか、感情的なものが欠けているところを「理系」と呼ぶのに私は抵抗がある。理系というのは新しい定理を発見したり、今までにない道具を創作することで、私たちの生活を豊かにするロマンあふれるものと私は思っている。
そういう意味で本作は、なんとなく独りよがりで、理系ミステリーというより、理屈ミステリーという気がした。

レビュー投稿日
2012年10月10日
読了日
2012年10月10日
本棚登録日
2012年10月10日
9
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