日本のいちばん長い日 決定版 (文春文庫)

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レビュー : 160
著者 :
Morrisさん その他   読み終わった 

戦後日本に生まれ育ったので終戦に向かう流れを
当然(善)と受け止め、それを阻止しようとする
軍人達を理解不能な当時の遺物と思うかもしれない。
しかし、授業では単純に終戦(敗戦)は
ポツダム宣言受諾と片づけられるかもししれないが、
大人になったらその決断の裏にどのような
当時の人々の信念・思惑があり、
指導者たち、そのもとの人々が、
どう生きて、死んでいったか知る必要があると感じた。
今では、国であったり、組織であったり、
当時自分が依り護る対象がそれまでの人生で
いかに形作られてきたのかはこの一日を見るだけでは
理解できないだろうから、
正しく把握しなければならないだろう。
それには、この本のなかだけで、
当事者を評価できないが
二度と戦争を自らの手で起こさないために
戦勝国の後の歴史でもなく東アジア、東南アジア諸国
の視点でもなく、なぜ戦争ははじまり、
どのような結末を迎えたのか俯瞰して
正当化も卑下もなく、弁護も糾弾もなく
その時代を知っておきたいと、強く思わされた。

レビュー投稿日
2015年9月3日
読了日
2015年9月3日
本棚登録日
2015年8月25日
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